特集 小児の便秘:最近の知見
便秘症外来
大野 通暢
1
,
中野 美和子
1
,
富田 紘史
2
,
入江 理絵
1
,
吉田 史子
1
,
遠藤 昌夫
1
Michinobu Ohno
1
,
Miwako Nakano
1
,
Hirofumi Tomita
2
,
Rie Irie
1
,
Fumiko Yoshida
1
,
Masao Endo
1
1さいたま市立病院小児外科
2東京都立小児医療センター外科
pp.402-405
発行日 2022年4月25日
Published Date 2022/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000106
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はじめに
当院は市立病院であり,地域の育児支援の一環として,2005年ごろに小児排便(排泄)外来を開設した。現在は週1回特殊外来として開いている。対象は外科的疾患術後患者と,それ以外の排便異常を呈する小児である。排尿のみの異常,夜尿症,二分脊椎に対する積極的な治療は当科外来では扱っていない。また毎日午前に開いている一般小児外科外来にも便秘患者は通院している。さらに当院には小児科,新生児科があり,ここでも軽度ないし中等度の慢性便秘,排便異常の治療を行っている。今回のデータにはこれらは含めず,当科が直接対応している患者の分析を行った。
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