特集 小児の便秘:最近の知見
多職種連携による便秘症外来
渡邉 佳子
1
,
浮山 越史
1
Yoshiko Watanabe
1
,
Etsuji Ukiyama
1
1杏林大学医学部小児外科
pp.406-411
発行日 2022年4月25日
Published Date 2022/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000107
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はじめに
小児の便秘症は日常よく遭遇する疾患であり,その多くを機能性便秘症が占めている。身近であるにもかかわらず,適切に診療されていない疾患の一つでもある。近年,全国の小児科・小児外科を標榜する病院・医院で小児の便秘症を対象とした専門外来の開設が増加している。当科では2016年4月から小児便秘症外来を開設し,医師と皮膚・排泄ケア認定看護師が薬物治療管理や生活指導を行い,必要に応じて保育士,管理栄養士が介入している。
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