特集 小児の便秘:最近の知見
肛門の形態・位置異常による器質的便秘
下島 直樹
1
,
廣部 誠一
1
Naoki Shimojima
1
,
Seiichi Hirobe
1
1東京都立小児総合医療センター外科
pp.355-358
発行日 2022年4月25日
Published Date 2022/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000096
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はじめに
肛門の形態や位置の異常は出生後の会陰部外観の所見にて指摘可能である。直腸肛門奇形のうち低位鎖肛がその代表であるが,形態の異常と位置の異常の両方を認めるもの,形態の異常のみで位置は正常のもの,形態は正常だが位置のみ異常のものなど,「形態と位置」の観点で分類することも可能である。
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