特集 先天性囊胞性肺疾患診療ガイドライン
出生前経過と評価
田中 雄也
1
,
落合 大吾
1
Yuya Tanaka
1
,
Daigo Ochiai
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科学
pp.149-153
発行日 2022年2月25日
Published Date 2022/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000039
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はじめに
先天性囊胞性肺疾患は小児の代表的な呼吸器疾患であり,周産期から成人期に至るまで広い年齢において診療を要する1)。わが国における全国調査では,出生前診断される先天性囊胞性肺疾患の1~10%程度は周産期に呼吸不全を呈することが明らかとなっており2),出生前後の慎重な経過観察に加え,適切なタイミングでの治療を要する。
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