特集 出生前診断と助産婦
出生前診断概説
鈴森 薫
1
1名古屋市立大学医学部産科婦人科学
pp.407-412
発行日 1999年5月25日
Published Date 1999/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902169
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はじめに
重篤な遺伝性疾患や高度の外表あるいは内臓奇形をもつ子どもを,生まれる前に診断することを目的に行なうのが出生前診断である。
出生前診断手技には,超音波診断装置や古典的なX線写真に代表される画像診断と,胎児由来の細胞や組織を母体に侵襲を加えて採取し,これを試料にして胎児そのものが病気を持っているかどうかを診断する方法がある。
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