特集 小児科医が診る神経発達症:小児科臨床と発達支援のクロスオーバー
各論 神経発達症児を一般診療で診る
常同運動症とチック症の臨床的理解と介入
井上 建
1
Takeshi Inoue
1
1獨協医科大学埼玉医療センター子どものこころ診療センター
pp.1566-1569
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002794
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はじめに
小児科診療において,神経発達症の患児にみられる常同的な運動について相談を受ける機会は少なくない。体を揺らす,頭を打ちつける,指や衣服を噛む,目をぱちぱちさせる,爪を噛むといった行動は日常臨床で頻繁に遭遇するものであり,その種類は枚挙にいとまがない。これらの行動は一見すると単なる癖や習慣に見えることもあるが,臨床的には診断や対応をめぐって保護者や医療者を悩ませることが多い。

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