症例
複数の抗ヒスタミン薬で蕁麻疹が誘発された小児例
窪田 幸世
1
,
笹本 光紀
1
,
中村 浩章
1
,
渡邊美 砂
1
KUBOTA Sachiyo
1
,
SASAMOTO Koki
1
,
NAKAMURA Hiroaki
1
,
WATANABE Misa
1
1東邦大学医療センター大橋病院小児科
pp.1869-1873
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002180
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はじめに
抗ヒスタミン薬はアレルギー疾患の治療薬として一般的に使用されており,その有効性およびヒトにおける安全性は確立されている1,2)。しかし近年,種々の抗ヒスタミン薬による蕁麻疹の報告が散見されるようになった2~9)。その発症機序はいまだに不明の点が多く,診断も困難である。また,診断後に寛解が得られた症例の報告はない。
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