Japanese
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薬剤
慢性蕁麻疹におけるヒスタミン固定能とヒスタグロビン治験
HISTAMINOPEXIE AND CLINICAL EVALUATION OF HISTAGLOBIN IN PATIENTS WITH CHRONIC URTICARIA
滝沢 和彦
1
Kazuhiko TAKIZAWA
1
1千葉大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Chiba University School of Medicine
pp.1237-1240
発行日 1968年11月1日
Published Date 1968/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412200429
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I.緒言
蕁麻疹は喘息,アレルギー性鼻炎,偏頭痛と共にいわゆるアトピー症候群の代表的なものとしてあげられている。しかしながら全てのアトピー症候群と同じく,蕁麻疹も1つの症候群にすぎず,その起因機序を抗原抗体反応に基づくアレルギー性反応に求め得る場合は非常に稀である。
一般にこれらアトピー症候群にみられる抗原抗体反応は即時型に属しレアギンなる同種皮膚感作抗体によつて特徴づけられる。このレアギンを産生し易い能力は遺伝的に決定されておりautosomal dominant geneによつて伝えられるといわれる。
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