Japanese
English
症例報告
運動誘発性蕁麻疹の1例
A Case of Exercise-induced Uriticaria
外山 馨
1
,
飯沢 理
1
Kaoru TOYAMA
1
,
Osamu IIZAWA
1
1東北大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Tohoku University School of Medicine
キーワード:
運動誘発性蕁麻疹
,
アナフィラキシー・ショック
,
小麦
,
RASTスコア
Keyword:
運動誘発性蕁麻疹
,
アナフィラキシー・ショック
,
小麦
,
RASTスコア
pp.365-367
発行日 1993年4月1日
Published Date 1993/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900859
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32歳,男性.初診の3年前よりしばしば食事摂取後の運動中に,膨疹の出現とともに血圧低下・呼吸困難などのアナフィラキシー・ショック症状を呈し,救急治療によって回復していた.食物抗原によるRASTスコアは小麦・カニが共に2であった.両者について運動負荷試験を施行したところ,小麦摂取後の運動により膨疹の出現をみた.以後,小麦を用いた料理を食べた後の運動を控えることにより,蕁麻疹の出現をみていない.
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