特集 ここまで来た! 新生児マススクリーニングと対象疾患の治療
新生児マススクリーニングの検査法―もはやガスリー法ではない
17OHPの検査法とタンデムマスによるステロイド分析
山岸 卓弥
1
YAMAGISHI Takuya
1
1北海道薬剤師会公衆衛生検査センター
pp.1761-1765
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002158
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はじめに
先天性副腎過形成症(congenital adrenal hyperplasia:CAH)は新生児マススクリーニングの一次対象疾患であり,長らく血中単独指標により検査が実施されてきた。この方法は低出生体重児を中心として偽陽性が多いことが課題となっており,これを解消する方法として複数ステロイド代謝産物の測定が注目されている。
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