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特集 小児臨床検査2024
XIII.感染症検査
2.各感染症の検査 8)尿路感染症を疑ったときに必要な検査
Tests needed when a urinary tract infection is suspected
古市 美穂子
1
Mihoko Furuichi
1
1埼玉県立小児医療センター感染免疫・アレルギー科
キーワード:
尿路感染症
,
尿定性
,
尿培養
,
カテーテル尿
,
グラム染色
Keyword:
尿路感染症
,
尿定性
,
尿培養
,
カテーテル尿
,
グラム染色
pp.577-580
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002011
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1 検査の意義と適応
尿路感染症を疑ったときは,まず尿定性検査と尿培養検査を行う。尿路感染症は1歳未満に多い細菌感染症であり,呼吸器感染症との合併もしばしば認める。症状は発熱の他,嘔気・嘔吐,下痢など非特異的であるため,小児,とくに乳児期の発熱では尿路感染症を鑑別に挙げる必要がある。
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