特集 どうする!? 突然の感染症対応―外来患者も入院患者も
症候から考える感染症マネジメント
尿路症状と感染症
山本 大
1
,
𡈽井 朝子
2
1神戸市立医療センター中央市民病院 総合内科
2神戸市立医療センター中央市民病院 感染症科
キーワード:
尿路感染症
,
膀胱炎
,
腎盂腎炎
,
前立腺炎
Keyword:
尿路感染症
,
膀胱炎
,
腎盂腎炎
,
前立腺炎
pp.1051-1054
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika130_1051
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Summary
▪尿路感染症は頻度の高い疾患であるが,特異的な所見は少なく,診断は難しい場合が多い.
▪画像検査は,尿路閉塞の有無,膿瘍形成や気腫病変などの検索目的に施行する.
▪無症候性細菌尿の治療適応は,妊婦,泌尿器科処置前のみである.
▪抗菌薬は,重症度,耐性菌のリスク,患者要因(アレルギー・副作用のリスク)から決定する.
▪治療期間は,膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎ごとに分けて考える.
© Nankodo Co., Ltd., 2022