特集 完全把握をめざす小児の心疾患
先天性心疾患(各論)
総動脈幹遺残症
林 立申
1,2
LIN Lisheng
1,2
1茨城県立こども病院小児循環器科
2筑波大学医学医療系小児科
pp.575-578
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001612
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疾患概念,病態生理
総動脈幹遺残症(persistent truncus arteriosus)は,胎生期における円錐動脈幹の中隔形成不全が原因と考えられ,全先天性心疾患の約1~2%と比較的まれな疾患である。22q11.2欠失症候群を合併することが多いことも知られる。
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