目でみる耳鼻咽喉科
アブミ骨動脈遺残症例
山本 悦生
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1京都大学医学部耳鼻咽喉科学教室,現 神戸市立中央市民病院耳鼻咽喉科
pp.98-99
発行日 1988年2月20日
Published Date 1988/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200104
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胎生4,5週に出現し胎生3か月中に消失するアブミ骨動脈が,生後も遺残している例は非常に稀で,これまで29例の報告があるのみである。多くは側頭骨病理組織標本や中耳手術中に偶然発見される。最近経験したアブミ骨動脈遺残を伴った耳硬化症の1例を供覧する。
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