Japanese
English
特集 エキスパートが教える 小児の薬物治療
Ⅲ.疾患別
E.神経筋疾患
Guillain-Barré症候群
Guillain-Barré syndrome
藤井 克則
1
Katsunori Fujii
1
1国際医療福祉大学小児科
キーワード:
Guillain-Barré症候群
,
自己免疫性ニューロパチー
,
急性炎症性脱髄性ポリニューロパチー
,
急性運動性軸索型ニューロパチー
,
タンパク細胞解離
Keyword:
Guillain-Barré症候群
,
自己免疫性ニューロパチー
,
急性炎症性脱髄性ポリニューロパチー
,
急性運動性軸索型ニューロパチー
,
タンパク細胞解離
pp.569-572
発行日 2023年11月30日
Published Date 2023/11/30
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001293
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
1 疾患概念
1)概 念
1916年Guillain,Barré,Strohlの3人の医師によって報告された自己免疫性末梢神経疾患であり,2肢以上の進行性筋力低下と腱反射消失ないし低下を特徴とする1)。急性上気道炎ないし急性胃腸炎の罹患後の発症が70%以上の患者で認め,筋力低下が4週以内に進行する。急速に呼吸筋麻痺をきたすことがあるため,疑った時点で入院治療も考慮する。日本では小児人口10万人あたり0.19人の発症率が報告されている2)。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.