Japanese
English
特集 エキスパートが教える 小児の薬物治療
Ⅱ.薬剤別
止痢・整腸薬,下剤,消化性潰瘍薬
Antidiarrheal agents, probiotics, laxatives, and peptic ulcer medicines
加藤 沢子
1
,
中山 佳子
1
Sawako Kato
1
,
Yoshiko Nakayama
1
1信州大学医学部小児医学教室
キーワード:
止痢薬
,
整腸薬
,
下剤
,
消化性潰瘍薬
Keyword:
止痢薬
,
整腸薬
,
下剤
,
消化性潰瘍薬
pp.138-141
発行日 2023年11月30日
Published Date 2023/11/30
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001198
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Ⅰ.止痢・整腸薬
どのような薬か
下痢とは便中の水分量が通常よりも増し,排便回数が増加した状態を指す。止痢薬は下痢症状を緩和する目的で使用される。整腸薬はビフィズス菌や乳酸菌,酪酸菌などにデンプンや乳糖などの賦形剤を混合した製剤である。それらの菌が腸管内で乳酸や酪酸などを産生することで腸内環境を弱酸性に保ち,病原性細菌の発育と腸内異常発酵を抑制し,腸内環境を整える。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.