特集 慢性便秘症診療の最前線
治療 刺激性下剤
二神 生爾
1
,
阿川 周平
,
山脇 博士
1日本医科大学武蔵小杉病院 消化器内科
キーワード:
Anthraquinones
,
Bisacodyl
,
センナ
,
下剤
,
便秘
,
薬物投与量漸減
Keyword:
Bisacodyl
,
Cathartics
,
Constipation
,
Drug Tapering
,
Anthraquinones
,
Senna Plant
pp.65-68
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2022096553
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<Headline>1 刺激性下剤は浸透圧性下剤の1つである、酸化マグネシウムによる慢性便秘症に対する治療が治療の大部分を占めているとされている。刺激性下剤による治療を適正に行うことが重要である。2 刺激性下剤による強い排便作用は、消化管の大蠕動を誘発する作用によるものであり、排便における爽快感などが生じる。3 「慢性便秘症診療ガイドライン2017」にもあるように、「慢性便秘症に対して刺激性下剤は有効であり、頓用または短期間の投与を提案する」とされている。慢性便秘症患者のQOLを改善することを念頭に、刺激性下剤の使用法を患者背景を参考に改めて見直す時期にきている。
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