今月の主題 下痢と腸疾患
治療
各種止痢剤の使用法
笹川 力
1
Tsutomu Sasagawa
1
1新潟市民病院・内科
pp.1424-1426
発行日 1984年8月10日
Published Date 1984/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219180
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下痢は腸内の有害物質を早期に排除せんとする合目的意義をも有しているので,下痢患者を診て安易に止痢剤や抗生物質を処方することは慎まねばならない.
まず,表に示したような下痢の原因を頭において,安静,食事療法とともに乳酸菌製剤や抗コリン剤で数日間経過を観察する.その間に下痢の原因を確かめ,原因疾患の治療と各種止痢剤を使用する.
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