Japanese
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増刊号 小児疾患診療のための病態生理3―改訂第6版―
Ⅷ.境界領域疾患
20.伝染性膿痂疹
Infectious impetigo
桜井 博毅
1
SAKURAI Hiroki
1
1宮城県立こども病院リウマチ・感染症科
pp.1111-1114
発行日 2022年12月23日
Published Date 2022/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000711
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1 基本病因,発症機序
伝染性膿痂疹は2~5歳の小児に多く発症する皮膚の表在性感染症であるが,成人も含め,全年齢で起こり得る。掻きむしった手から周囲の皮膚への接触により感染が拡大する。一般的に「とびひ」とよばれるが,これは全身の皮膚に病変が拡がる様子が火の粉が飛び火する様子を連想させることから命名された。
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