Japanese
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綜説
最近の伝染性膿痂疹について
A CURRENT CONCEPT OF IMPETIGO CONTAGIOSA
藤田 恵一
1,2
,
唐沢 直人
1,2
,
佐久間 実
1,2
Keiichi FUJITA
1,2
,
Naoto KARASAWA
1,2
,
Minoru SAKUMA
1,2
1自衛隊中央病院
2国家公務員共済組合連合会三宿病院
1Japan Self Defense Force Central Hospital
pp.741-751
発行日 1973年9月1日
Published Date 1973/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201195
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多くの皮膚科書を比較すると,膿痂疹の皮膚疾患分類上の位置についてはそれぞれの著者によつて多少の違いがあり,大多数の著書ではその原因を重視して細菌性疾患群の中に入れているが,一部では発疹の形態を重視して細菌性疾患群から除き,水疱性疾患群5)あるいは膿疱性疾患群10)の中に入れている.
また膿痂疹に包含する疾患の範囲も必ずしも一致せず,たとえばボックハルト膿痂疹を膿痂疹に入れるものと,膿痂疹とは区別して毛嚢炎に入れるものがあり,あるいはリッター剥脱性皮膚炎を膿痂疹に入れるものと入れないものとがある.
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