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増刊号 小児疾患診療のための病態生理3―改訂第6版―
Ⅷ.境界領域疾患
8.反対咬合
Crossbite
駒澤 大悟
1
,
駒澤 柚希
2
KOMAZAWA Daigo
1
,
KOMAZAWA Yuzuki
2
1明海大学歯学部形態機能成育学講座口腔小児科学分野
2明海大学病院歯科衛生部
pp.1047-1052
発行日 2022年12月23日
Published Date 2022/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000699
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1 基本病因,発症機序
反対咬合は,乳歯萌出開始期から顎位の不安定さにも影響され生じることがあるが,まだ確定診断はできない。乳歯列完成期(第二乳臼歯萌出時期である2歳ごろ)には前歯の逆被蓋が固定され始めてしまう。症状が軽く前歯部が少しだけ逆被蓋になっているものから,上顎の乳中切歯,乳側切歯,乳犬歯が下顎の前歯部に隠れてしまうような重度のものまでさまざまである。
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