Japanese
English
研究と報告
脳卒中患者の咬合力
Biting Force in Stroke Patients.
岡本 五十雄
1
,
堀口 信
1
,
菅沼 宏之
1
,
鎌倉 嘉一郎
1
,
塩川 哲男
2
Isoo Okamoto
1
,
Makoto Horiguchi
1
,
Hiroshi Suganuma
1
,
Kaichirou Kamakura
1
,
Tetsuo Shiokawa
2
1勤医協札幌丘珠病院リハビリテーション科
2勤医協札幌丘珠病院神経内科
1Department of Rehabilitation Medicine, Kin-ikyo Sapporo Okadama Hospital
2Department of Neurology, Kin-ikyo Sapporo Okadama Hospital
キーワード:
脳卒中
,
咬合力
,
嚥下障害
Keyword:
脳卒中
,
咬合力
,
嚥下障害
pp.45-50
発行日 1993年1月10日
Published Date 1993/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107272
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はじめに
咀嚼により食物は適度に粉砕され,味がつき,適度な滑らかさとなり嚥下される.また,よく噛み,より強力に味覚が刺激されると,唾液や胃液の分泌が増加する1).咀嚼機能は嚥下障害のリハビリテーションを考えるうえでも非常に重要である.しかし,脳卒中片麻痺患者において,その指標となる咬合力については,どの程度保たれているのか,左右差はあるのかどうか,また嚥下障害例ではどうなっているのか,といった点について検討した報告はほとんどみられない.筆者らは咬合力計2)および表面筋電図を用い.それらについて検討したので報告する.
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