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増刊号 小児疾患診療のための病態生理3―改訂第6版―
Ⅴ.骨・運動器疾患
21.斜頸―炎症性斜頸,環軸関節回旋位固定を含めて
Muscular torticollis and atlantoaxial rotatory fixation
落合 達宏
1
OCHIAI Tatsuhiro
1
1宮城県立こども病院整形外科
pp.687-691
発行日 2022年12月23日
Published Date 2022/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000633
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1 基本病因,発症機序
斜頸は頸椎に関連した姿勢異常のうち,側屈あるいは回旋を主にする症状の総称で,torticollis(ラテン語で ‘twisted neck’の意)あるいはwryneckと表記される。乳児期に認められる斜頸でもっとも一般的なものは筋性斜頸(congenital muscular torticollis)で,発生率は0.3~2%,男女差は明らかではなく,右側にやや多いとされる。
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