特集 成人患者における小児期発症慢性疾患
各専門領域における小児期発症慢性疾患の成人移行支援の取り組みの現状
内分泌疾患
川井 正信
1
KAWAI Masanobu
1
1大阪母子医療センター消化器・内分泌科
pp.1482-1484
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000375
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
小児慢性疾患患者の健康管理が向上し,成人期を迎える患者が増加している。また,小児期発症の慢性疾患患者をスムーズかつシームレスに小児期医療から成人期医療へと移行する重要性が強調されて久しい。小児内分泌疾患の多くは生涯管理を必要とし,移行期医療は重要な位置づけを占める。日本小児内分泌学会では,小児内分泌疾患に対する移行期医療を学会として取り組んでおり,本稿ではその取り組みに関して紹介する。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.