症例
食道アカラシアを合併した新生児全身型単純ヘルペスウイルス2型感染症
東 紗希子
1
,
天羽 清子
1
,
山田 弘人
2
,
北口 彩
1
,
松原 あずさ
1
,
宮下 光洋
1
,
瀬尾 尚文
1
,
外川 正生
1
AZUMA Sakiko
1
,
AMOU Kiyoko
1
,
YAMADA Hiroto
2
,
KITAGUCHI Aya
1
,
MATSUBARA Azusa
1
,
MIYASHITA Mitsuhiro
1
,
SEO Takafumi
1
,
TOGAWA Masao
1
1大阪市立総合医療センター小児医療センター小児救急科
2大阪市立総合医療センター小児外科
pp.1044-1048
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000254
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はじめに
新生児の単純ヘルペスウイルス感染症は,速やかに抗ウイルス治療を開始しなければ死亡率が高く予後不良である。今回,発症時に食道アカラシアを認め,後に全身型単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2)感染症の診断にいたった1例を経験したので報告する。これまでに,食道アカラシアの発生機序にウイルス感染症の関与が報告されている。HSV-2感染と食道アカラシアに関して文献から考察を行った。
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