特集 子どもの皮膚診療を極めるために
Ⅱ 皮膚症状が診断に重要な全身性疾患
単純ヘルペスウイルス感染症
渡辺 大輔
1
1愛知医科大学医学部皮膚科学講座
pp.157-161
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000969
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診療のポイント
■単純疱疹は単純ヘルペスウイルス(HSV)の初感染,再活性化により生じる皮膚感染症である.
■単純疱疹は部位や発症様式(初感染,再発)により多彩な臨床像を示す.
■皮膚症状としては小水疱の集簇およびびらんをみとめる.
■臨床診断が難しい場合は,イムノクロマト法を用いて抗原診断する.
■治療は抗ヘルペスウイルス薬の内服および外用である.
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