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単純ヘルペスウイルス2型による急性網膜壊死
大野 重昭
1
1横浜市立大学眼科
pp.1529
発行日 1999年8月15日
Published Date 1999/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906484
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1971年,日本人研究者によって世界で初めて報告された急性網膜壊死(桐沢-浦山型ぶどう膜炎)は,帯状ヘルペスウイルスや単純ヘルペスウイルス(HSV)によって起こる。しかしHSVの場合,1型か2型かは不明であった。
この症例は48歳の女性で,左眼のみの症例である。PCR法で左前房水,硝子体液からともにHSV2型が検出された。HSV 2型は陰部ヘルペスだけではなく,急性網膜壊死をも生じうることを銘記すべきである。
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