特集 プライマリケアにおける単純X線検査―ここまで読影することができる
胸部:各論
肺葉の異常 肺炎と無気肺
寺村 易予
1
,
宮坂 実木子
1
TERAMURA Yasuyo
1
,
MIYASAKA Mikiko
1
1国立成育医療研究センター放射線診療部
pp.411-416
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000088
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はじめに
小児の肺炎は,感染性肺炎,誤嚥性肺炎,日和見感染症,間質性肺炎など多岐にわたるが,その多くは感染性肺炎でありウイルス性肺炎が高頻度である。胸部単純X線検査(CXR)は,咳嗽や喘鳴などの呼吸器症状や発熱をみた場合に最初に行われる画像検査である。肺炎などの下気道感染症は小児診療のなかでも頻度が高く,CXRを行う理由の上位に挙がる。
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