特集 ローリスク妊婦ローリスク新生児のケア2025
分娩時の母体と新生児のケア
新生児:分娩室でのルーティーンケア
間野 智子
1
MANO Tomoko
1
1東京女子医科大学附属足立医療センター新生児科
pp.69-71
発行日 2025年1月10日
Published Date 2025/1/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001994
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はじめに
出生時に子宮外環境への移行がスムーズに行われず,何らかの処置を必要とする正期産児は全分娩の15%であるが,皮膚乾燥と刺激・人工呼吸による介入でそのうち約90%は自発呼吸が出現する1)。蘇生の必要性は必ずしも予見できるとは限らないため,リスクの低い分娩であっても適切な蘇生環境を整備したうえで臨む必要がある。
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