産婦人科医療--明日への展開 病態生理の新しい理解
Ⅱ.産科篇
新生児分娩障害
高橋 滋
1
,
井村 総一
1
,
馬場 一雄
1
Shigeru Takahashi
1
1日本大学医学部小児科学教室
pp.885-889
発行日 1983年12月10日
Published Date 1983/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206914
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
新生児分娩障害には分娩損傷および適応障害が含まれる。分娩損傷のなかには,産瘤・頭血腫・皮下脂肪壊死等の軟部組織の損傷,鎖骨骨折等の骨折,腕神経叢麻痺・前腕型麻痺・横隔膜神経麻痺・顔面神経麻痺等の末梢神経の損傷および成熟児頭蓋内出血が含まれる。適応障害としては新生児仮死・未熟児脳室内出血および低体温等が含まれる。
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.