特集 周産期の画像診断 第3版
新生児編 Ⅲ.CT診断 B.その他
外耳・中耳・内耳のCT,MRI診断
田中 茉奈美
1
,
佐藤 進一
1
TANAKA Manami
1
,
SATO Shinichi
1
1大原記念倉敷中央医療機構倉敷中央病院耳鼻咽喉科
キーワード:
高解像度側頭骨CT
,
先天性難聴
,
外耳奇形
,
耳小骨奇形
,
内耳奇形
Keyword:
高解像度側頭骨CT
,
先天性難聴
,
外耳奇形
,
耳小骨奇形
,
内耳奇形
pp.454-458
発行日 2024年12月23日
Published Date 2024/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001897
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はじめに
新生児聴覚スクリーニングにより,多くの先天性難聴が生後速やかに発見され,聴覚口話,手話を含めて多様な療育が行われている。難聴の診断には生理学的聴力検査が不可欠であるが,治療,療育の方針の選択に画像診断による原因検索は重要である。先天性難聴でも画像上の異常は半数程度にしか検出できないとの報告もあるが,予後予測や人工内耳の適応,症候群の診断など,画像が難聴診療に果たす役割は大きい。
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