特集 周産期の画像診断 第3版
母体・胎児編 Ⅰ.超音波診断 E.胎児well-beingの評価
胎児胎盤機能評価における血流計測の役割―胎児評価法の新しい概念
高橋 雄一郎
1
TAKAHASHI Yuichiro
1
1岐阜県総合医療センター産科・胎児診療科
キーワード:
胎児胎盤機能評価
,
胎児超音波血流計測
,
胎児well-being
,
胎児心不全
,
ガイドライン
Keyword:
胎児胎盤機能評価
,
胎児超音波血流計測
,
胎児well-being
,
胎児心不全
,
ガイドライン
pp.164-168
発行日 2024年12月23日
Published Date 2024/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001836
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はじめに
胎児胎盤機能評価,という言葉は非常に幅の広い言葉である。近年の出生前診断と,胎児医療の進化はより幅の広い胎児胎盤機能評価の必要性をもたらしている(表1)。そのなかにあって胎児血流計測は胎児循環機能の評価に欠かせないものの一つとなっている1)。発展の歴史,さらにはその検査上の特性を学び,長所,短所を把握しつつ用いると非常に有用なtoolとなる2)。本稿ではその情報のupdateと,更なる次世代への研究の方向性について概説する
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