特集 これでわかる新生児呼吸管理2024
呼吸管理の実際:人工呼吸器による呼吸管理
SIMV(synchronized intermittent mandatory ventilation),PSV(pressure support ventilation)
内山 環
1
UCHIYAMA Tamaki
1
1大津赤十字病院新生児内科
pp.705-709
発行日 2024年6月10日
Published Date 2024/6/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001582
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はじめに
新生児はさまざまな疾患で呼吸に問題が生じるため,NICUでは人工換気療法を行う場面が多い。以前はintermittent mandatory ventilation(IMV)が呼吸管理の中心であったが,現在は自発呼吸を生かしたpatient triggered ventilation(PTV)での管理が主流となっている。PTVには複数の換気モードがあり,それぞれの特徴や患者の病態に応じて選択する。本稿では,代表的な換気モードである同調型間欠的強制換気(synchronized intermittent mandatory ventilation:SIMV)と圧支持換気(pressure support ventilation:PSV)を中心に述べる。
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