特集 周産期における研修医・新人助産師/看護師教育の必修知識 新生児編
新生児仮死 仮死の蘇生(NCPR)
細野 茂春
1
HOSONO Shigeharu
1
1自治医科大学附属さいたま医療センター周産期科新生児部門
pp.306-309
発行日 2024年3月10日
Published Date 2024/3/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001469
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はじめに
米国心臓協会2000の心肺蘇生国際ガイドラインでは「すべての分娩に新生児蘇生を開始することができる要員が少なくとも1名,専任で立ち会うべきである。さらに気管挿管と薬物投与を含むすべての蘇生の技術をそなえている者が,いつでも手助けできるべきである。ハイリスクが予想される分娩では,新生児の専任に複数のスタッフが立ち会うべきである」と推奨されている1)。国際蘇生連絡協議会が2005年に発表したConsensus on Science with Treatment Recommendations 2005でもあらためて強調された2)。
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