特集 Controversies in perinatology 2023 新生児編
超低出生体重児の皮膚保護―皮膚保護は行わない
豊 奈々絵
1
YUTAKA Nanae
1
1淀川キリスト教病院小児科
pp.97-99
発行日 2023年1月10日
Published Date 2023/1/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000759
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はじめに
無菌で暖かい安全な子宮の中から,出生後に空気に触れることで,生まれたばかりの赤ちゃんの皮膚は急速に成長する。新生児の皮膚はさまざまな役割を果たしており,超低出生体重児の死亡原因が感染症によるものが多いこと1)からも,超低出生体重児にとって皮膚は命にかかわる重要な臓器の一つといっても過言ではない。
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