特集 Controversies in perinatology 2023 産科編
妊娠中の巨大子宮筋腫合併―核出術を行う
宮内 彰人
1
MIYAUCHI Akito
1
1日本赤十字社医療センター産婦人科
pp.1686-1688
発行日 2022年12月10日
Published Date 2022/12/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000709
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はじめに
産婦人科診療ガイドラインには,「妊娠中の子宮筋腫核出術は,核出術に関連する流産率の上昇や出血量の増加などのため一般的には勧められない。しかし,妊娠中に核出術が行われる場合がある。鎮痛治療が無効なほど激しい疼痛(筋腫茎捻転,血管断裂,変性など)を伴うことや,急激な筋腫の増大により周囲臓器を異常に圧迫することにより妊娠継続を困難にする場合などには,例外的に適応になることがある」と記載されている1)。
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