特集 Controversies in perinatology 2023 産科編
原因不明の習慣流産―医療介入を行う
福井 淳史
1
,
山谷 文乃
1
,
柴原 浩章
1
FUKUI Atsushi
1
,
YAMAYA Ayano
1
,
SHIBAHARA Hiroaki
1
1兵庫医科大学医学部産科婦人科
pp.1618-1621
発行日 2022年12月10日
Published Date 2022/12/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000692
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
流産をくり返しているものの,その原因が判然としないリスク因子不明不育症は,患者にとっても,医療者にとっても難関な疾患である。リスク因子不明不育症を闇雲に治療しても良好な治療成績は望めない。しかし,そのなかには,免疫異常などのリスク因子となりうるような原因を有するものが存在する可能性があり,その方たちへの治療介入は,リスク因子不明不育症治療の糸口となるかもしれない。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.