症例
胎児期MRIが有用であったTailgut cystの1例
仲川 裕子
1
,
早川 博生
1
,
菅 もも
1
,
野坂 麗奈
2
NAKAGAWA Yuko
1
,
HAYAKAWA Hiromi
1
,
KAN Momo
1
,
NOSAKA Rena
2
1あいち小児保健医療総合センター産科
2名古屋大学医学部附属病院産科婦人科
pp.1313-1316
発行日 2022年9月10日
Published Date 2022/9/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000330
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
Tailgut cystは胎生期に一過性に存在する尾腸の遺残により生じる囊胞性疾患であり,ごく一部で悪性化する。成人期に仙骨部の腫瘤や軽度の疼痛を契機に見つかることが多く,胎児期に疑われる症例はまれである。今回筆者らは胎児期に診断しえたtailgut cystの1症例を経験したので報告する。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.