連載 古典あれこれ
原点を探る─Mondini 型内耳奇形の初出原著が示すもの─
松田 信作
1,2
Shinsaku Matsuda
1,2
1東京大学大学院医学系研究科外科学専攻感覚運動機能講座耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野
2国立病院機構東京医療センター・臨床研究センター
キーワード:
Mondini型内耳奇形
,
前庭水管拡大
,
内耳発生
Keyword:
Mondini型内耳奇形
,
前庭水管拡大
,
内耳発生
pp.544-550
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002126
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はじめに
内耳奇形分類の中核をなす概念として今日広く受容されている「Mondini奇形」という名称は,1791年に発表されたMondini*の原著1)「Anatomica Surdi nati Sectio(生まれつき聾である者)」にその起源をもつ。今回はラテン語で記されたこの原著を全訳したので,その内容を要点ごとにまとめて説明する。

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