特集 咀嚼と嚥下と誤嚥性肺炎
咀嚼,嚥下,誤嚥性肺炎の治療
咀嚼障害,口腔機能障害の治療
白石 成
1
,
佐々木 啓一
1
Naru Shiraishi
1
,
Keiichi Sasaki
1
1東北大学大学院歯学研究科口腔システム補綴学分野
キーワード:
咀嚼障害
,
口腔機能障害
,
歯科補綴装置
,
舌接触補助床
Keyword:
咀嚼障害
,
口腔機能障害
,
歯科補綴装置
,
舌接触補助床
pp.523-527
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000131
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はじめに
歯科治療は,虫歯の治療や喪失した歯を義歯やインプラントなどにより修復(補綴)するだけでなく,失われた形態の機能を介して顎口腔機能の改善を図るリハビリテーションの側面を有する。機能を十分に発揮させるためには,口腔器官の解剖学的な理解,筋から発生した力を上下顎歯上への咀嚼力として発現させる生体力学的な理解,咀嚼や舌などによる食塊の形成や咽頭への口腔移送に関わる神経生理学的な理解が不可欠である。
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