特集 歯科領域の薬物療法 薬を使いこなす"知識"と"ノウハウ"
口腔機能低下症/障害マネジメントの勘所 口腔機能低下症/障害に対する薬物療法・口腔ケアの実践ポイント
山本 健
1
1鶴見大学 歯学部地域歯科保健学教室
キーワード:
嚥下障害
,
構音障害
,
咬合力
,
自己管理
,
湿潤剤
,
舌
,
口内乾燥症
,
発話療法
,
咀嚼障害
,
口腔ケア
,
歯周デブリードマン
,
嚥下訓練
,
舌圧
,
オーラルフレイル
Keyword:
Bite Force
,
Articulation Disorders
,
Wetting Agents
,
Deglutition Disorders
,
Speech Therapy
,
Tongue
,
Xerostomia
,
Self Care
,
Periodontal Debridement
pp.2319-2323
発行日 2020年4月5日
Published Date 2020/4/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020218336
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<Key Points>◎口腔機能の低下は咀嚼機能の低下をはじめ、滑舌低下や食べこぼしといったフレイルの初期にみられる諸症状(オーラルフレイル)を含んだ概念である。◎「口腔機能低下症」とは保険収載された7つの検査項目から診断される傷病名であり、一般的な口腔機能の低下との混同に注意を要する。◎口腔機能の低下や口腔機能低下症では介入によって、その機能の維持・回復を図る。◎口腔機能障害では不可逆的な機能障害に対し、代償的アプローチでの機能維持・向上を図る。◎口腔機能の低下/障害にみられる口腔内の自浄性低下は、機能維持の妨げとなるため、日々の口腔のケアによる口腔不潔や口腔乾燥の管理が重要である。
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