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特集 薬剤による腎障害
各論1 薬剤性腎障害をきたす代表的薬剤
抗菌薬
Antibiotics
久能木 俊之介
1
,
酒井 行直
2
KUNOKI Shunnosuke
1
,
SAKAI Yukinao
2
1日本医科大学付属病院腎臓内科
2東海大学医学部付属八王子病院腎臓内科
キーワード:
薬剤性腎障害
,
抗菌薬
,
急性腎障害
,
急性間質性腎炎
,
急性尿細管壊死
Keyword:
薬剤性腎障害
,
抗菌薬
,
急性腎障害
,
急性間質性腎炎
,
急性尿細管壊死
pp.155-159
発行日 2026年8月25日
Published Date 2026/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000002536
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抗菌薬による薬剤性腎症
薬剤は急性腎障害(acute kidney injury:AKI)における主要な要因の1つであり,そのなかでも抗菌薬が原因となるものは非常に多い。中国23施設,成人入院患者280,255例を対象とした多施設横断研究では,院内発症AKI 1,960例のうち735例,すなわち37.5%が薬剤性AKIと判定された。さらに,薬剤性AKIに関連した薬剤は延べ1,642剤であり,その内訳では,抗感染症薬が34.35%(564/1,642)と最多であった。抗感染症薬の内訳では,セファロスポリン系,グリコペプチド系,カルバペネム系,キノロン系,ペニシリン系が抗感染症薬全体の86.70%を占めており,抗菌薬は薬剤性AKIの主要な原因と報告されている1)。

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