Japanese
English
特集 補体と腎疾患:温故知新
序文
第二の変革期を迎えた補体標的治療薬とその未来
Complement-targeted therapies and their future in the second phase of change
伊藤 秀一
1
ITO Shuichi
1
1横浜市立大学大学院医学研究科発生成育小児医療学
キーワード:
補体
,
補体標的薬
,
C3腎症
,
IgA腎症
,
ループス腎炎
Keyword:
補体
,
補体標的薬
,
C3腎症
,
IgA腎症
,
ループス腎炎
pp.7-10
発行日 2024年7月25日
Published Date 2024/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001383
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はじめに
2017年10月の本誌の特集号「補体と腎疾患」の監修を担当させていただいたが,約7年ぶりに補体関連の特集号を「補体と腎疾患:温故知新」として企画することになった。過去数年,補体標的治療薬の進歩は目覚ましいものがあり,近い将来,新たな補体標的治療薬がさまざまな糸球体疾患に対して保険承認される可能性が高く,昨今の欧米の腎臓関連の学術集会に参加するたびに,この領域がホットトピックスであることを肌で感じる。本稿では,近年の補体標的治療薬のトレンドとその未来について予測する。
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