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特集 腎移植2023:最新の動向とトピックス
トピックス
糖鎖異常IgA1解析と腎移植後IgA沈着症
Analysis for galactose deficient IgA1 and IgA deposition in the allograft
祖父江 理
1
SOFUE Tadashi
1
1香川大学医学部循環器・腎臓・脳卒中内科
キーワード:
再発腎炎
,
IgA腎症
,
糖鎖異常IgA1
Keyword:
再発腎炎
,
IgA腎症
,
糖鎖異常IgA1
pp.798-801
発行日 2023年12月25日
Published Date 2023/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001129
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はじめに
慢性糸球体腎炎,なかでもIgA(immunoglobulin A)腎症は腎移植後の再発率が高く,再発は移植腎廃絶のリスク因子である1)。プロトコル生検を多用するわが国では,検尿異常を認めない段階での「再発性IgA沈着症」というべき病態をしばしば認める2)。一方で,移植後数年以内に行われるプロトコル生検にて検出された無症候性のIgA沈着症は,予後良好であると報告されている3)。
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