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特集 CKD・透析・移植患者の末梢動脈疾患治療の進歩
各論
治療 治療戦略の立て方
How to make a treatment strategy
東田 隆治
1
HIGASHITA Ryuji
1
1横浜総合病院心臓血管外科
キーワード:
血行再建法
,
微小循環不全補助療法
Keyword:
血行再建法
,
微小循環不全補助療法
pp.51-56
発行日 2023年7月25日
Published Date 2023/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000812
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はじめに
慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)患者の下肢動脈疾患(lower extremity arterial disease:LEAD)には,① 血管石灰化が高度である,② 下腿・足部など末梢に病変が多い,③ 無症候に進行する,④ 発症するときわめて予後が悪い,という特徴がある1)。①② は,血管内治療にしろ,外科的バイパス手術にしろ,治療を難しくさせる要素であり,③④ は,早期発見,早期治療が非常に重要であることを示している。したがって,CKD患者の末梢動脈疾患の治療戦略としては,いかに進行を遅らせるか,どのタイミングでどのような血行再建をするか,末梢微小血管病変にどのように対応するかなどを特に考慮する必要がある。
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