Japanese
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特集 CKD・透析・移植患者の末梢動脈疾患治療の進歩
各論
治療 透析療法の工夫
Ingenuity of dialysis therapy for peripheral arterial disease
石岡 邦啓
1
,
小林 修三
1
ISHIOKA Kunihiro
1
,
KOBAYASHI Shuzo
1
1湘南鎌倉総合病院腎臓病総合医療センター
キーワード:
末梢動脈疾患
,
AN69膜
,
ビタミンE固定化透析膜
,
PMMA膜
Keyword:
末梢動脈疾患
,
AN69膜
,
ビタミンE固定化透析膜
,
PMMA膜
pp.57-61
発行日 2023年7月25日
Published Date 2023/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000813
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はじめに
透析患者の末梢動脈疾患(peripheral arterial disease:PAD)では,血行再建術を施行しても病変の再発率が高く,高度な動脈石灰化により血行再建術自体が困難である症例が多い。それゆえ,透析患者においてPADの早期発見・早期治療介入が重要であることはいうまでもなく,加えて透析療法自体がPADの発症や病期進展に関与することも知っておくべきである。したがって,透析患者のPADの発症・重症化予防という観点から,透析処方の見直しや透析中の循環動態の管理は肝要である。
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