今月の主題 呼吸不全—その実態と治療
治療
呼吸不全の治療—考え方と治療計画の立て方
長野 準
1
Hitoshi Nagano
1
1国立療養所南福岡病院・呼吸器科
pp.386-388
発行日 1983年3月10日
Published Date 1983/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218177
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呼吸不全はその発症,経過からみると,図1)のごとく分けて考えられる.したがって呼吸不全の治療は,急性発症の集中的呼吸管理から呼吸不全慢性期のリハビリテーションまでの連続的スペクトラムとして段階づけられる.その要項をまとめてみると,表2)のごとくなる.この要項の開始にあたっては,患者の病態と重症度を正確に把握し,患者おのおのについて必要な順に行うことが基礎となる.
以下これを中心にして,急性発症と慢性呼吸不全との治療計画の立て方の要項について述べる.
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