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特集 SLEとAAVの新展開
新規薬剤を中心に
④EGPA メポリズマブ
Mepolizumab
駒形 嘉紀
1
KOMAGATA Yoshinori
1
1杏林大学医学部腎臓・リウマチ膠原病内科
キーワード:
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)
,
IL-5
,
好酸球
Keyword:
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)
,
IL-5
,
好酸球
pp.982-987
発行日 2023年6月25日
Published Date 2023/6/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000783
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はじめに
メポリズマブ(mepolizumab:MEP)は,ヒト化抗インターロイキン5(IL-5)抗体製剤で,わが国においては難治性気管支喘息の治療薬として最初に認可され,2018年より好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(eosinophilic granulomatosis with polyangiitis:EGPA)の治療薬としても認可された。本稿ではメポリズマブの作用機序とEGPAの病態における好酸球の占める役割について述べ,EGPAの治療に絞ってその寛解導入療法・寛解維持療法におけるメポリズマブの位置づけにつき,主に厚生労働省研究班を中心に2023年にまとめられたANCA関連血管炎(ANCA associated vasculitis:AAV)診療ガイドラインに沿って概説する。
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