顔写真による認知症の早期発見

Early detection of dementia using face photo

はじめに

　認知症者は2025年には約700万人に上ると「新オレンジプラン」（2015年厚生労働省）では試算されている。認知症早期発見で期待できることは，発症・進行を遅らせる介入・治療（薬物療法・非薬物療法）が受けられ，認知症患者，家族はさまざまな準備の時間がもてる，例えば自分の意志を残し，仕事の整理，任意後見人申請や遺言書の作成などの準備，思い出を作る時間をもてる。