特集 2020年代の内科診療―26テーマの近未来予想
内分泌・代謝内科
[内分泌疾患]
様変わりする原発性アルドステロン症の診療
-CLEIAとRFAの導入
横田 健一
1
1聖マリアンナ医科大学代謝・内分泌内科
キーワード:
原発性アルドステロン症
,
化学発光酵素免疫測定法(CLEIA)
,
ラジオ波焼灼療法(RFA)
,
人工知能(AI)
Keyword:
原発性アルドステロン症
,
化学発光酵素免疫測定法(CLEIA)
,
ラジオ波焼灼療法(RFA)
,
人工知能(AI)
pp.1181-1184
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_1181
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Summary
▪アルドステロンの測定法がラジオイムノアッセイ(RIA)から化学発光酵素免疫測定法(CLEIA)に切り替えられた.今後CLEIAでのアルドステロン測定値によるデータの蓄積,エビデンスの構築が続くものと考えられる.
▪最近アルドステロン産生腺腫に対するラジオ波焼灼療法(RFA)が一定の条件下で保険収載された.今後の普及状況や長期治療成績などが待たれる.
▪機械学習による原発性アルドステロン症の病型分類の論文が報告された.今後も機械学習,深層学習などの人工知能(AI)を用いた研究がさまざまな内分泌疾患で応用されることが予想される.
© Nankodo Co., Ltd., 2021